awsとはどんなものか運用コストやその他の内容をわかりやすく解説

IT社会においてクラウドコンピューティングは重要な要素です。Amazonではaws(アマゾンウェブサービス)というものを行っています。これはオンラインショップの最大手Amazonが行っている100種類以上のサービスから成り立つクラウドコンピューティングサービスです。

ここではawsの詳しい説明や運用コストなどを紹介するので把握しておきましょう。

apiの運用・管理においてawsを使うメリットとは何か?

AmazonEC2を使ってウェブサイトの運用が可能

Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスawsを利用すればウェブサイトの運用をすることが可能です。

AmazonEC2というサービスを使用してインスタンスを作成すればウェブサイトの運用を実現できます。一般的なレンタルサーバーのように使えるので、これからホームページを作りたいという人は使ってみましょう。

基本的に初期費用をかける必要がなくウェブサイトを作れます。ドメインの取得からCMSのインストールまで可能です。AmazonEC2は12ヶ月間の無料期間が設定されています。新規でアカウント作成をした方は無料でお試しできる期間が1年くらいあるので非常に便利です。

コスト面についてですがAmazonEC2は従量課金制を採用しています。これにより必要以上の料金を支払うといったデメリットもありません。AmazonEC2を使用した分だけ料金を支払うシステムなので顧客にとっては都合がよいです。

ちなみに特別なハードウェアを導入する必要もなくサーバー設置代などの費用もかかりません。AmazonEC2はセキュリティもしっかりしているので安心感があります。アクセスをするには鍵認証が必要です。鍵認証とは鍵を持っているパソコンからのみログインできるシステムです。

これにより第三者に不正ログインされないため安全にウェブサイトを運用できます。

安全性の高いクラウドストレージも利用できる

データのバックアップをしておけばトラブルが起きても安心です。awsのサービスの1つにはAmazonS3というものがあります。これはオブジェクトストレージサービスであらゆるデータをバックアップできます。例えばウェブサイトやモバイルアプリケーションなどの情報を容量に関係なく保存可能です。

データの管理をするときに重要になるのが安全性です。AmazonEC3では不正アクセスからデータを守るために暗号化機能が付きます。S3 Block Public Accessという機能を使用してアカウントレベル不正アクセスをブロックできるので安心感があります。

またリソースにアクセスするといった状況をモニタリングする監査機能装備されているので、セキュリティレベルは高いです。AmazonEC3を利用するときの料金ですが大きく分けて3つのものが関係します。1つはストレージ容量で単純に容量が大きくなると料金は増します。

2つ目はデータ転送でS3からデータ送信をするときは課金対象です。ただしs3にデータをアップロードするときには無料で利用できます。3つ目はリクエスト数に応じて料金が変化します。

AmazonEMRでビッグデータ分析も行える

ビッグデータというのは単に大きなデータというものではなくデータの種類やデータの発生頻度などの要素から構成される情報です。一般的な管理ソフトでは扱いきれない巨大なデータ群で構成されているものです。このビッグデータを分析するのは非常に大変な作業です。

そこでawsの機能の1つAmazonEMRを使ってみましょう。これはビッグデータプラットフォームというもので大量のデータを迅速かつ効率よく処理できるシステムです。Hadoopクラスタの構築と運用から分散アプリケーションの実行などを実現します。

Hadoopクラスタというのは大規模なデータの蓄積と分析を分散処理により実行するものです。Amazons3などに蓄積されたデータにもアクセスする事が可能で、情報を手に入れるまでの時間も大幅に短縮可能です。

AmazonEMRの料金はわかりやすく1秒毎に課金されます。最小課金時間は1分で1時間あたりの金額は0.15USDです。セキュリティ面に関してはサーバー側の暗号化やクライアント側の暗号化が可能です。さらに伝送中の暗号化からKerberosを使用して認証システムなど安心の機能が充実しています。

ちなみにKerberosはネットワーク認証システムの1つです。パスワードの送受信をせずチケットというものを用いて安全に認証できます。

awsを運用する際にセキュリティについて知っておきたいポイント

AI機能を使用することも可能

AmazonではAIサービスも行っています。aws機能の1つで3つのサービスが用意されています。1つは音声を読み上げてくれるAmazon Pollyというサービスです。2つ目は画像を自動的に解析するAmazon Rekognitionで、3つ目はチャットボットが作成できるLexが用意されています。

これらの機能を使用すれば自身のアイデアを使いすぐにサービスの開発をする事ができます。企業や個人でデータセットなどのデータを制作する必要がなくなるといったメリットがあります。この機能をうまく利用すればクオリティの高い写真提供サービス提供することも可能です。

例えば自分の子供だけが写っている写真をAIが自動的に摘出してくれるサービスなども作れます。またPollyを使うとキャスターがいなくてもニュース配信をすることができるといったサービスも実現が可能です。ちなみに料金ですがLexはテキストリクエスト数に応じて課金されます。

1回あたりの音声リクエストにつき0.004USDです。またテキストリクエストは1回0.00075USD必要です。Amazon Rekognitionは毎月分析した動画時間と顔のメタデータによって料金が決定します。

Pollyは処理したテキストの文字数で料金が変化します。基本的に文字数が多いほど料金は上がるシステムです。

AmazonRDSを使い自動化しよう

awsにはAmazonRDSというものもあります。これは利用をするとクラウド上にあるリレーショナルデータベースのスケールやセットアップを簡単に実行する事ができるシステムです。リレーショナルデータベースとはデータを表形式にして管理を行うものです。

通常リレーショナルデータベースのパッチ適用やバックアップなどに結構な時間がかかってしまいます。AmazonRDSを利用すればバックアップやパッチ適用などをawsが自動的に行ってくれます。ユーザーはデータベースを使うだけで良いので快適に運用できます。

このサービスはAmazonAuroraやMySQLなどの6種類に対応します。OracleやSQLといったもののライセンス料込のプランなども用意されています。すでにライセンスを購入している方は、ライセンスを持ち込めるプランもあるので便利です。

基本的にAmazonRDSは基本料金無料で利用できるものです。実際にAmazonRDSを利用をしたときのみ料金が発生するので、使わなければ個ストはかからない合理的なサービスです。